浸水対策のためにあったほうがいい服【結論:登山ウェアです】

浸水の前からできる

こんにちは。きたはちです。

2019年東日本豪雨のときに災害ボランティアセンターで働いていました。

作業のときに一番役に立った服は登山ウェアですね。

服装をそろえておくことも浸水対策のひとつです。

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浸水して泥出しをするときに役に立つのは登山ウェア

泥出し作業のときに一番役に立つのは登山ウェアです。

浸水してしまった人も、ボランティアに行こうと思っている人も登山ウェアをそろえておくといいですよ。

利点は5つです。

体温調節しやすい

動きやすい

通気性がある

撥水性がある

汚れが落ちやすい

どれも登山のときに役に立つ機能ですが、浸水した後の泥出し作業の時にも役に立ちます。

ボランティアに来ていた方々も登山をするような格好で来ていた方が多かったですね。

持っておいて損はないですよ。

泥出し作業のときに持っておきたい登山ウェアの種類

登山ウェアは「レイアリング」といって、薄手のものを重ね着し、気温によって脱いだり着たりすることを想定しています。

泥出し作業のときに持っておきたい登山ウェアは大きく分けてつぎの通りです。

ベースレイヤー

ミドルレイヤー

アウターレイヤー

クライミングパンツ

帽子

ベースレイヤー

ベースレイヤーは肌着のことです。

汗をかいたときのために綿は避けたほうがいいといわれていますが、夏の間以外は綿でも大丈夫です。

夏はポリエステルなど乾きやすい素材のものにしてください。

また、スポーツ用のタイツがあると寒い時にも役に立ちます。

ミドルレイヤー

化繊素材の山シャツを持っておくと便利です。

山シャツは多少暑くても着ていられますし、直射日光も防げます。

山には向きませんが、少し寒ければ長袖のTシャツなどでも代用できます。

アウターレイヤー

化繊素材の薄手のパーカーがあると少しの雨風なら防ぐことができます。

物によっては小さく折りたためるものもあります。

少し寒い季節には厚手のものもあるといいでしょう。

クライミングパンツ

クライミングパンツは登山用のズボンです。

登山を想定して作られているので、伸縮性があって動きやすいし、通気性と撥水性があります。

夏用の薄手のものとタイツを組み合わせれば多少の寒さならしのげます。

厚手のものもあると便利です。

帽子

頭を守るために帽子は必要です。

汚れてもいいものを1つは持っておきましょう。

カッパは必要?

山に登るならこのほかにもカッパをそろえておくべきです。

ただ、雨の中で泥出し作業をするのは体力を消耗しますし、滑ってケガをしたり、二次被害に見舞われる可能性もあります。

もし、作業するときは十分注意してください。

雨の場合は災害ボランティアセンターが中止になることが多いので、ボランティアさんはカッパはなくてもよいでしょう。

靴は長靴のほうがいい

登山靴も浸水した泥出し作業に使えないことはないです。

むしろ履き心地がよく足底も厚いので高機能といえます。

しかし、汚れを落とすのが大変ですので、泥出し作業のときは長靴のほうがよいでしょう。

長靴は足口が絞れるもののほうが足に泥が入らなくて便利です。

ケガを防ぐためにできれば鉄板入りのものにしてください。

登山靴は登山の時のためにキレイにとっておきたいですよね。

登山ウェアは普段にも使える!

登山ウェアは普段の生活でも使えますよ。

ウォーキングなどの軽い運動にも使えますし、伸び縮みするので部屋着や座ることの多いテレワークでも役に立ちます。

汚れも落ちやすいので園芸用にもいいですよ。

ファッション性のあるものなら街着としても、ご家族で公園に出かけるときなどにも着られます。

便利すぎてずっと登山ウェアで過ごしたくなっちゃうのが困りものですね。

でも高いんでしょ?

登山ウェアの難点は高いことです。

ベースレイヤーでも3,000円くらい。山シャツだと6,000円くらいします。

そんなときは、ユニクロやGU、ワークマンでそろえましょう。

ユニクロ・GU

ユニクロやGUだとスポーツ用のラインナップがそろっています。

化繊のTシャツや、ポケッタブルパーカー、スポーツ用タイツまでそろえられますよ。

ワークマン

ワークマンはめちゃくちゃ安いです。

最近は、スポーツラインの「ファインドアウト」、アウトドアラインの「フィールドコア」などがあって、登山ウェア、スポーツウェアがかなりの安さで手に入ります。

Tシャツなら500円、メッシュキャップなら300円で手に入ります!

長靴も置いてありますしね。

ただ、登山専門のブランドと比べると機能面では落ちます。

私の場合は1枚は登山のブランドのものを持っておいてスペアをワークマンでそろえていますね。

まとめ

浸水してしまったときにまず考えるのは衣食住のことです。

この記事では泥出し作業をするときのための服装として登山ウェアを紹介しました。

登山ウェアは泥出し作業以外でも出番があります。

浸水して自宅以外で住むことになった場合は人の目に触れることも多くなります。

そんなときにはファッション性もあって動きやすい登山ウェアが役に立ちますよ。

着るものをそろえることも浸水対策のひとつです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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プロフィール
このサイトの管理人
きたはち

2019年東日本豪雨のとき災害ボランティアセンターで働いていました。
社会福祉協議会の勤務は4年半。浸水した住宅へ訪問することから運営資金の確保まで行っていました。浸水した住宅に行ってボランティアをしたこともあります。当時の経験をもとに今後起きるであろう災害のためにできることがないかと思いこのサイトを立ち上げました。

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