もしも浸水が起こって停電が長く続くことになってしまった場合、どうしますか?
この記事では浸水対策のために災害ボランティアセンター(災害VC)で購入した発電機を紹介します。
こんにちは、きたはちです。
2019年東日本豪雨のとき、災害VCで働いていました。発電機は主に泥を洗い流す高圧洗浄機の電源として使っていました。発電機は家庭の浸水対策にも役立つと思います。発電機は取り扱い方さえ間違えなければ意外と簡単に使うことができるんですよ?
最近ブームのキャンプにも使えます。浸水でもし停電が長引いてしまったときのために、発電機の購入を考えてみませんか?
災害ボランティアセンターで購入した発電機
私のいた災害ボランティアセンターで購入した発電機はつぎの2種類のものです。2019年の東日本豪雨を機にこれらのモデルを複数購入しました。
ヤマハEF1600iS
ヤマハEF2000iS
ヤマハEF1600iS

1600Wまでの電化製品を使えるインバーター発電機です。型番の1600は定格出力である1.6kVAを表していると思われます。メーカーサイトには軽量、コンパクトとあり、女性が持ち上げている写真が掲載されていますが、20kgなのでそれなりの力は必要です。
メーカー希望小売価格は約20万円ですが、2020年12月現在、Amazonでは11万円ほどになっているようです。
ヤマハEF2000iS

2000Wまでの電化製品が使えるインバーター発電機です。EF1600iSの上位版といったところですね。こちらも軽量、コンパクトが特徴ですが、32kgあるので男性1人で持ち上げるが精一杯です。
メーカー希望小売価格は約27万円ですが、2020年12月現在、Amazonでは15万円ほどになっているようです。
なぜこの2つなのか?
この2つの発電機が私のいた災害ボランティアセンターで選ばれた理由は主に3つです。
インバータ方式
出力
コスト
インバータ方式
発電機はインバータ方式のものとそうでないもの(スタンダード)に大きく分けられます。インバータ方式だとパソコンなどの精密機器も使える良質な電気を供給することができます。スタンダード方式の方が安価ですが、インバータ方式なら使用機器を選ばないので家庭でも使いやすいかと思います。
出力
出力が1.6kVAと2.0kVAであれば使用電力が1000W相当の大型冷蔵庫、エアコン、ヒーターのいずれかなら使うことができます。エアコンと何か、ヒーターと何かという使い方が想定できますね。
出力が1kVA以下のもので、ガスボンベが燃料として使える手軽なモデルもありますが、動かせる電化製品も限られるのが難点です。
コスト
価格も出力も重さも一番ちょうどいいのがこの2つのモデルです。場合によっては2.0kVA以下のモデルの2台購入も検討してもいいかもしれませんね。
出力が2.0kVA以上のモデルであればたくさんの電力を長時間使うことができますが、価格が20万円以上し、重量も重いものになります。
その他
この2つの発電機ともにカバータイプになっています。発電機にはエンジンがむき出しになっているオープンタイプとカバーのついているカバータイプがありますが、カバータイプのほうが騒音が小さく、やけどの危険が少ないというメリットがあります。ただ、騒音が小さいといっても相応の音は鳴ります。一方、オープンタイプのメリットとしては、カバータイプより軽量で、メンテナンスがしやすいことが挙げられます。
国内メーカーで安心ができる点も大きいです。国内メーカーの同じような発電機であれば価格も同程度のようですね。ネット上には「ヤマハの発電機は保管時の取扱がしやすい」という声もありました。
発電機を使うときの注意点
発電機を使う場合に注意したほうがいい点はつぎの通りです。気をつけるべきことはこのほかにもありますが、見落としがちなものをまとめました。
・周波数を合わせる(関東は50Hz、関西は60Hz)。
・傾けて使用しない。
・作動させる前にコンセントを入れない。
・長期間使用しないときは、タンクのガソリンを別の容器に移し、エンジンを作動させるなどしてガソリンを使い切る。
また、発電機は基本的に防水でないので水に濡れないようにしてください。詳しくは製品の取扱説明書をご覧ください。
まとめ
災害ボランティアセンターで浸水対策のために購入した2つの発電機について紹介しました。この2つは家庭用としても問題ないモデルです。価格や取り扱いやすさを考えてもこの2つのモデルのような出力1.6kVAか2.0KVAのほぼ2択と考えていいと思います。
キャンプに使用する際は騒音に十分気をつけてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
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