浸水対策でそろえたい高圧洗浄機3選【泥を洗い流す!】

浸水の前からできる

こんにちは、きたはちです。

2019年東日本豪雨のとき災害ボランティアセンターで働いていました。

浸水被害があったときには、泥をどう取り除くかが問題です

特に、住宅の中に侵入してきた水や泥は高圧洗浄機である程度きれいに洗い流したほうが効率がいい場合があります。

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浸水対策でそろえたい高圧洗浄機3選

高圧洗浄機を浸水対策のために購入すると考えたときに、現行でおすすめのモデルを3つ選んでみました。

ケルヒャー K2クラシック

アイリスオーヤマ SDT-512N

リョービ AJP-1700VGQ

ケルヒャー K2クラシック

軽量コンパクトで持ち運びがしやすいモデルです。小さいですが水圧も十分。別売りの自吸用ホースとフィルターをつければ雨水を貯めたバケツや風呂水を使うこともできます。価格も約1万円とリーズナブル

アイリスオーヤマ SDT-512N

23Lのタンクがついているアイリスオーヤマの高圧洗浄機。タンク式なので水道が近くになくても使用することができます。タンクの水も使えるし、水道に直結することもできる一台二役の優れモノです。水圧も十分。これだけ高機能で、上記のK2クラシックと同じくらいリーズナブルな価格です。

リョービ AJP-1700VGQ

AJP-1700VGQはリョービの高圧洗浄機の中でもハイエンドモデルです。水圧を調節することができ、低い水圧にすれば節水したり騒音を抑えたりすることができます。また、自吸ホースはデフォルトで同梱されています。通常、自吸ホースを使うときには呼び水といって吸い込む前にホースに水を入れる作業が必要ですが、リョービの自吸ホースは呼び水をしなくても水を吸い上げることができます。

ちなみに、私のいた災害ボランティアセンターでもこちらのAJP-1700VGQの業務用モデル(AJP-4170VGQ)を購入しました。

浸水対策に使う高圧洗浄機で重視したいのは持ち運びのしやすさ

私は約10年前に高圧洗浄機を購入しましたが、結局今は使っていません。原因は持ち運びがしにくいことです。高圧洗浄機は重さはさほど問題ないものの、給水と給電の問題があります。私の家はあいにく屋外水道と屋外コンセントが離れた位置にあります。高圧洗浄機は水と電源の取れるコンセントが近くにないとそもそも使い勝手が悪いのです。

停電したときのことも考え、発電機と一緒に使うことを選択肢に入れてもよいでしょう。

浸水対策のため災害ボランティアセンターで購入した発電機2つ
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浸水対策の場合、バッテリー式は避けたほうがいい?

「電源の問題があるなら、バッテリー式がいいのでは?」

と思うかもしれませんが、バッテリー式の高圧洗浄機の連続使用時間は約10分程度、最大でも15分です。洗車には十分な時間かもしれませんが、家中の泥を落とすには15分では足りませんよね?バッテリー式の高圧洗浄機を長時間使い続けるにはまだまだ技術的な問題があるようです。

電源は単相100Vでユニバーサルモーターなら全国どこでも使える

高圧洗浄機の電源には三相200V、単相100V、バッテリー式がありますが、単相100Vなら家庭用のコンセントで使用できます。また、モーターにも種類があって、インダクションモーターだと、東日本なら50Hz、西日本なら60Hzのモデルを購入しなければなりませんが、ユニバーサルモーターなら全国どこでも使えます。今回紹介したモデルはすべてユニバーサルモーターです。

泥を洗い流すには水圧も必要

高圧洗浄機の水圧は家庭用のもので2.0~7.4MPa程度。私が所有している高圧洗浄機もその程度のものですが、泥汚れならきれいに取り除けるので水圧としては十分です。

ちなみに、バッテリー式や本体のないハンドガン式のものだと2MPa程度と水圧が低いようです。

住宅に浸水してきた泥をそのままにしておくとどうなるか?

浸水したあとの水や泥をそのまま放置しておくと、雑菌が繁殖したり粉じんを巻き上げたりして健康に悪影響を及ぼすので、住宅に入りこんできた泥はできるだけきれいに取り除いたほうがいいでしょう。高圧洗浄機は屋外の泥を洗い流すのにももちろん便利なので、浸水対策には欠かせない道具といえます。

【浸水対策】床下に潜って泥出しをする方法【乾燥が大事です】
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まとめ

高圧洗浄機は用途によって様々なモデルがありますが、浸水対策のために購入するとなると自然と選択肢が絞られてきます。また、浸水した時だけでなく、普段使いのことも考慮しましょう。予算や用途に合わせて適切なモデルを購入してください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。

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プロフィール
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きたはち

2019年東日本豪雨のとき災害ボランティアセンターで働いていました。
社会福祉協議会の勤務は4年半。浸水した住宅へ訪問することから運営資金の確保まで行っていました。浸水した住宅に行ってボランティアをしたこともあります。当時の経験をもとに今後起きるであろう災害のためにできることがないかと思いこのサイトを立ち上げました。

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