こんにちは、きたはちです。
2019年東日本豪雨のとき災害ボランティアセンターで働いていました。
災害伝言ダイヤルの番号ってわかりますか?
突然聞かれてみるとわかりませんよね。浸水対策のためにこれから紹介する数字は覚えておいたほうがいいですよ。
災害用伝言ダイヤル171

災害用伝言ダイヤルは171です。災害用伝言ダイヤルは被災地域にいる人は自分の電話番号を入力してメッセージを残し、安否を知りたい人は相手の電話番号を残してメッセージを聞くことができます。録音は被災地域にいる人が優先されます。暗証番号を設定して録音することもできますが、その場合はあらかじめ安否を確認しておきたい人との間で暗証番号を伝え合っておくことが必要です。
「いない(171)から確認する」と覚えておきましょうね。
降雨量50mm

1時間の雨量が50mm以上は「非常に激しい雨」と表現されます。傘は全く役に立たなくなり、車の運転は危険となるほどの雨です。マンホールから水が噴出し、道路は川のようになります。都市部の河川や下水道が許容できる降雨量が50mmです。50mmが浸水対策が必要になる目安になります。
30mm以上でもバケツをひっくり返したような雨と表現され、土砂災害を警戒する必要があります。ちなみに、80mm以上になると恐怖を感じるほどの雨になります。
床上浸水が1m

浸水が床上1m未満が半壊、床上1m以上が大規模半壊となります。
床上1mは被災者生活再建支援法に基づく基礎支援金がもらえるかどうかのボーダーラインです。基礎支援金は大規模半壊なら50万円、全壊なら100万円です。ちなみに、浸水の高さが180cm以上になると全壊ですが、一見して明らかな場合も全壊とみなされる場合があります。
また、半壊や床下30cm未満の床上浸水の場合にも、災害救助法が適用されれば修理の場合に支援が受けられる場合があります(応急修理制度)。応急修理制度は全壊や大規模半壊にも適用されます。
認定される浸水の高さは、浸水した箇所の最も浅い部分が基準になるので、もし浸水してしまったらあらゆる箇所の浸水の高さを測っておくことが必要です。測る際には浸水の高さが分かるように人物と一緒に写った写真も撮っておきましょう。撮った写真はり災証明をはじめとして色々な申請に使うことができます。
災害にあった時の公的支援制度についてはこちらをご覧ください。
・公的支援制度について(内閣府防災情報のページ)
風速25m
風速25m/sは樹木が倒れたり屋根が飛ばされるほどの風です。屋外に出しているものはしまいましょう。雑巾などのちょっとしたものも危険になります。
風速とは10分間の平均風速のことです。風速17.2m以上になると台風になり、20m以上になると立っているのが辛くなる風になります。30m以上だと電柱や車も飛ばされるほどの強い風です。
雷が光ってから3秒

雷が光ってからおよそ3秒で音が聞こえたら、落雷地点から1km離れていると考えられます。音速が約340m/秒だからです。ただし、落雷地点が遠くであっても雷は落ちる可能性があるので十分注意が必要です。あくまで雷との距離を把握する目安として覚えておきましょう。
まとめ
この記事で紹介した数字は全て「ヤフー防災模試」に出てきます。スマートフォンから簡単に受験することができるので、あなたも受けてみませんか?正解数だけではなくて解答時間も点数に反映されるのがおもしろいです。災害の時は咄嗟の判断力が必要ですからね。防災ゴッドをめざしてがんばってください!
台風や大雨があった時のために色々な数字を覚えておくことも浸水対策になりますよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。きたはちでした。
参考:
ヤフー防災模試

災害用伝言ダイヤル(NTT東日本)
コメント